リコンゴの子育てひろば 

パート3: セルフケア、家族の変化、安全


きょうだい関係の重要性

血縁きょうだい、継きょうだい、異父母きょうだいの関係は、多様なかたちをとります。離婚後に協力して子育てする親は、子どもにとって、すべてのきょうだい関係に価値があることを理解するのが重要です。アメリカの子どもの80%は、少なくともきょうだいが一人います。きょうだいは、社会性、アイデンティティ、自己肯定感の形成に大きな影響があることが分かっています。きょうだいは、支え、慰め、友情の重要な源泉になります。血縁きょうだい、継きょうだい、異父母きょうだいを問わず、きょうだい関係は、子どもの成長、学び、行動に影響を与えます。

たとえば、きょうだい関係は、

  • パーソナリティ
  • 社会性と認知的スキル
  • 自己概念
  • 価値観
  • 外の世界から保護されている感覚

に影響を与えます。

きょうだいが子どもに与えるポジティブな影響、連れ子のいる家族における違い、
きょうだいの争いを減らすヒント、について学ぶために、以下のタブをクリックしてください。

きょうだいの機能


 

きょうだいは、価値観のモデリング、スキルを教えること、傷つきからの保護、そしてしばしばきょうだいの最初の友達として振る舞うことなど、家族の中でさまざまな機能を担っています。こうした機能は社会性の成長の促進や、他人との協力や協調のスキルの学習と同様に、子どものソーシャルスキルの発達において統合されていきます。

きょうだいが子どもに与える重要な機能は以下の通りです:

*教える
  ・年上のきょうだいは、ときどき年下のきょうだいの先生やロールモデルになります。年下のきょうだいは、4歳以上年が離れていると、きょうだいにあこがれます。年下の子どもは、多くの場合、社会の常識、ソーシャルスキル、たとえば分かち合いなどを、年上のきょうだいから学びます。年上のきょうだいは、年下のきょうだいが他人の心(感情、信念、思考、意図など)を理解する力を発達させる助けになります。


*保護する
  ・家族の外に出たとき、きょうだいはお互いに保護する役割を担います。とりわけ、親や保護者が親密なつながりや家族の絆を促していると、そうなります。また、きょうだいは、ストレスやクライシスのときに、お互いに感情的に助け合い、保護し合います。きょうだい関係における優しさや親密さは、同性のきょうだい間でよく見られます。また、年齢が近いときによく見られます。


*友情
  ・多くの場合、親よりもきょうだいと関わるほうが、子どもにとってより簡単でしょう。きょうだいの年齢差によっては、親よりもきょうだいと一緒に時間を過ごすことが多くなります。とくに小さい頃はそうなるでしょう。きょうだいの関係は、家族外のどんな関係よりも早く始まります。そして、通常は、生涯にわたって経験する関係の中で、もっとも長い関係になります。


近年、離婚と再婚によって多くの家族や子どもが結びついています。これは、多くの子どもが、新しい親を持つだけでなく、新しい継きょうだいや異父母きょうだいを持つことに伴う複雑さを経験していることを意味します。継きょうだいや異父母きょうだいは、血縁きょうだいと同じくらい、ポジティブな影響を互いに与えることができます。また、同じ役割のいくつかを果たすことができます。

継きょうだい

以前の結婚で子どもを持つ親が、以前の結婚で子どもを持つ別の親と結婚すると、継きょうだいがステップファミリーになります。継きょうだいについて、いくつかのヒントを紹介します。

  • 継きょうだいの集まりを無理に居心地よくしようとしたり、互いに仲良くさせようと急かしてはいけません。継きょうだいは、以前の家族構成を失い、新しい家族構成を得たという感覚を持っていることが多く、変化に落ち着くまで時間をかける必要があるかもしれません。
  • 継きょうだいが互いに好意をもつように強制してはいけません。互いに知り合い、共通の関心事を探すように促してください。
  • このプロセスに時間をかけてください。研究によると、継きょうだいは、あらゆるきょうだい関係の中で、敵意、回避、競争心のレベルが最も低いことが示されています。即座に関係が深まらなくても、継きょうだいはポジティブな関係を築く可能性が高いといえます。

継きょうだい関係は、血縁きょうだいよりも、独特のポジティブおよびネガティブな結果を示します。継きょうだい関係には、他のきょうだい関係にみられるような、教えたり助けたりする行動が含まれる可能性は低いでしょう。しかし、多くの場合、継きょうだいは互いを公平に見ることができるため、他のきょうだい関係よりも互いを尊重する傾向があります。

異父母きょうだい

以前の結婚の子どもを持つ親が、新しいパートナーとのあいだで子どもを授かるとき、異父母きょうだいがステップファミリーになります。異父母きょうだいについて、以下にいくつかのヒントを紹介します。

  • 別の子どもを持つという決断によって愛情が失われるわけではないと伝え、年上の子どもを安心させてください。多くの場合、子どもは、新しい赤ちゃんに注目が集まることによって、自分の影が薄くなったと感じます。あなたの愛情を確信させるために、あなたの時間、エネルギー、サポートを年上の子どもに与えてください。
  • 新しい赤ちゃんを計画するときに、できるだけ年上の子どもを含めてください。そうすれば、年上の子どもは、子どもが増えることに不安よりも興奮を示します。
  • 互いに何と呼ぶか、子どもに決めさせてください。「きょうだい」でも「異父母きょうだい」でもかまいません。それぞれの子どもは自分自身で選択する権利を持つべきです。異父母きょうだいが、他のきょうだいの呼び方によって攻撃されていると感じるならば、家族で呼び方を話し合い、絆や友情を育むために、家族の活動を増やすことが重要です。

きょうだい間の競争心は、両親や養育者と生物学的そして感情的な結びつきを分け合うときに育つ自然な感情です。何度も、子どもは、きょうだいが両親や養育者の愛情や注目をすべて奪ってしまうと思い込み、否定的に反応するでしょう。しかしながら、きょうだい間に葛藤があることは自然かつ普通です。きょうだい間で葛藤があることは、子どもが社会的スキルを育む助けになることが分かっています。きょうだい間のほどよい葛藤は、社会的効力感、感情コントロール、学校への適応の高さと関連しています。葛藤と競争は、きょうだいの年齢が近くて、同性の場合に、より激しくなります。きょうだい間の競争心は、幼少期により激しく、歳を重ねて成熟すると減り始めます。

しかしながら、これはきょうだいいじめとはまったく違います。きょうだい関係があまりにもひどいように見えたら、きょうだいの競争心をやわらげるために以下のヒントを使うことができます。

  • 一貫性のある、ポジティブな、発達的に適切なルールを作る。
  • それぞれの子どもを価値のある個人として育て、毎日個別の時間を作る。
  • きょうだいの比較をしない。
  • きょうだいの葛藤でどちらかの味方につかない。きょうだいが自分たちでケンカを解決することをサポートする。

両親と養育者はきょうだい間のやりとりの仕方を助けることができます。両親や養育者が親密でポジティブな関係を築くことを期待するならば、きょうだいがポジティブな関係を築く可能性は高まります。親のしつけは、向社会的なやりとりときょうだい間の関係を促すのです。