リコンゴの子育てひろば 

パート2: 離婚後の協力的な子育てのスキルと方法


スキル3:争いの解決

離婚後の協力的な子育てにおいて、争いの解決は絶対不可欠です。なぜなら、争いは必ず起きるからです。離婚後に争いを解決することは困難に思えるかもしれませんが、争いの解決が助けになります。このスキルは、親としての二人が、チームとして振る舞い、子どもに関する問題を効果的に解決することに役立ちます。あなたが子どものニーズを第一に考えるようになると、争いを効果的に解決する方向に向かっています。

離婚後の争いの解決の難しさ

 争いの解決は困難です。とりわけ、すでに関係性に解決できない争いが存在する場合は。しかしながら、あなたが争いを解決するスキルを身につけると、子どもに一貫性のある効果的な子育てをよりよく提供できます。
覚えておいてください。争いの解決に関する以下の説明は、ドメスティック・バイオレンス歴がある関係性には適用できません。争いを解決するスキルは、加害者に脅迫や支配の行動の責任を持たせたり、被害者やその家族の安全・安心を提供するものではありません。
どうして効果的な争いの解決が重要なのでしょうか?

お互いに定期的にコミュニケーションをとるならば、いつかの時点であなたと子育てのパートナーは何かについて争うことになるでしょう。あなたと子育てのパートナーがそうした争いをどのように扱うかによって、争いの結果が決まってくることを覚えておいてください。あなたは争いが子どもに与える影響を左右する力を持っています。もし上手に扱えば、そうした問題に一緒に取り組むことが個人的成長の機会になり、離婚後の協力的な子育て関係を強化する機会にもなるでしょう。健全かつ効果的なやり方で争いを解決する特別な方法があります。健全なやり方で争いを解決する方法を学ぶことは、緊張をやわらげます。そうすると、職場、学校、家庭で起きる問題をよりよく解決することができます。
争いの解決は何の役に立つのでしょうか?

効果的に争いを解決するスキルは、あなたと子育てのパートナーが、

  • 離婚後の協力的な子育て関係の障壁となっていたであろう困難な問題を解決する。
  • 子どものために足並みをそろえることになる。それは子どもが離婚に素早く簡単に適応することを促し、よりよい自己肯定感を育む。
  • ルールやしつけ、報酬の一貫性は、子どもが何をすべきか、何を期待されているかを理解することを促す。
  • より効果的そして団結力のある離婚後の協力的な子育て関係を築く。
  • 子どものために健全な例を見せる。子どもはお互いに協力する親を見る。その行動は子ども自身の争いで真似できる。
家族の争いにおいて非暴力的な解決を見いだす。家庭から攻撃は締め出す。
もめごと解決のコツ

  • 子どもに単独の焦点を当てることを覚えておく
    ・あなたと子育てのパートナーの両者が子どもに焦点を当て、子どもに関連する問題を解決する必要がある。
  • 穏やかな会話を心がける。激しい反応は避ける。
    ・もし怒りを返すならば、会話は焦点を失い、争いがエスカレートする。
  • 別のコミュニケーション方法を探す。
    ・もし、争いの最中に、対面でコミュニケーションをとることが非常に難しくなったら、可能であれば子育てのパートナーとメールのコミュニケーションを試す。
  • 一休みする。
    ・会話があまりにも激しくなったら、一休みして、あとで話すようにする。散歩して、頭を冷やす。
  • 謝罪や後悔を期待しない。
    ・争っているときに、子育てのパートナーに謝罪を期待しない。子どものためにコミュニケーションをとる。礼儀正しくコミュニケーションを続け、謝罪させようとしない。
  • ポジティブに始める。
    ・難しい問題を話し合わなければならないことを知っているなら、感謝の表現や、ちょっとした雑談など、ポジティブな方法で会話を始める。
  • 一度に一つの問題に焦点を当てる。
    ・一度に焦点を当てる問題を一つ選ぶ。そして、他の問題に話が逸れないように心がける。それは、問題にしっかり焦点を当て、適切な解決策を見いだす機会となる。攻撃したり、過去の問題を掘り返すことは、問題解決のアプローチを台無しにする。
  • コミュニケーションの修理を試みる。
    ・あなたと子育てのパートナーはミスをする。あなたがネガティブになったやりとりに責任を取るなら、状況を落ち着かせ、将来の対立を予防する。
争いが子どもに与える影響

親の争いは子どもにネガティブな影響を与えます。だから、共同養育を成功させるために、争いの解決が必要なのです。あなたが子どもの目の前で子育てのパートナーに向かって怒ったり、子どもをメッセンジャーとして利用したり、子育てのパートナーに関する悪口を言い聞かせたりして、子どもを争いに巻き込むならば、子どもは親の争いの責任を感じるでしょう。

両親が子どもの目の前で争うならば、子どもは以下のように感じる場合があります。

自分のニーズが無視されたと感じて見捨てられたと思う。
混乱した不安定な雰囲気の中で不安を感じる。
あなたと子育てのパートナーの両方と健全な関係を築く能力が限られているため、両親の間で引き裂かれる。
罪悪感。多くの場合、子どもは争いの責任が自分にあると感じる。

争いを目撃した子どもは以下のような問題を抱える場合があります。

  • メンタルヘルスの問題。感情や行動の問題、不安、抑うつ、睡眠の問題、自己肯定感の低下、学業の問題。
  • 発達の問題。対人関係のスキルを育むことの困難、問題解決の能力、社会的能力。
  • 両親が使っていた不健全なコミュニケーションの方法を学ぶ。

両親の争いの渦中に子どもを巻き込まないことは、ネガティブな影響から守り、以下のような良い点がある。

社会的、感情的、発達的なニーズが満たされる。
安定と安心を感じる。子どもが自分のニーズを一貫して満たされていると感じる。
両親双方とのポジティブな関係。
子どもにとってポジティブなロールモデルになる。ポジティブなコミュニケーションや争いを解決するスキルを学び、築く。

子育てのパートナーとの関係を築くことは、子どもが親の争いに晒されることを減らす。以下のヒントを参考のこと。

  • 子どもが両親双方と健全な関係を持つことを促す。コミュニケーションをとったり、一緒に時を過ごしたりする。
  • 子どものニーズを満たすために責任を分け合う。両親双方にとって子どもが最優先事項であることを示すために、両親双方が子どものニーズに素早く反応すべきである。
  • 面会交流の送り迎えで時間を守る。
  • できるだけ争いを穏やかに解決する努力をする。子どもの目の前では絶対に争わない。
  • 子どもを争いの渦中に巻き込まない。子どもをメッセンジャーにしない。子育てのパートナーについての悪口を子どもに言わない。
  • 子どもに大人の重荷を背負わせない。(たとえば、「あなたがいないときに私はどうすればいいの?」)
  • 子どもが生活における怒りや争いを処理できるように、子どもにコミュニケーションや争いを解決するスキルを教える。
子どもがあなたを観察していることを忘れないでください。子育てのパートナーと健全な行動のモデルになりましょう。子どもに暴力なしで問題を解決する方法を教えてください。

争いを効果的に解決するために使われている方法は何でしょうか?