リコンゴの子育てひろば 

パート2: 離婚後の協力的な子育てのスキルと方法


スキル2:コミュニケーション

 離婚後の協力的な子育てにおいてコミュニケーションはとても重要です。離婚後のコミュニケーションは面倒ですが、離婚後の協力的な子育てのプロセスにとって欠くことができません。子どもに最高のサポートをしたいですか? 子育てのパートナーとの健全なコミュニケーションを確立することは、子どもが求めているサポートを与える助けになります。
離婚後のコミュニケーションの難しさ

 コミュニケーションは争いの最中は難しいものです。離婚と関連する長期の争いの後は、子育てのパートナーと話すことが難しかったり、ストレスフルだったりするでしょう。
どうして効果的なコミュニケーションが重要なのでしょうか?

うまくいく離婚後の子育て関係を築くには、穏やかで一貫性のあるコミュニケーションを子育てのパートナーと確立することが必要です。親の離婚後にどれぐらいうまく子どもが適応できるかを決定づける最大の要因が、健全な親の協力であることを知っていますか? 子育てのパートナーとコミュニケーションを取るための努力は、子どもがうまくやっていくことの助けになる価値があるのです。

効果的なコミュニケーションは単なる情報交換ではありません。それは広範囲にわたるスキルを使います。傾聴、「私」メッセージの使用、非言語的コミュニケーション、自分自身の感情を理解する能力など。職場の専門家同士の関係から近所の親しい関係まで、コミュニケーションはポジティブな関係を築き、維持するために重要です。

コミュニケーションは何の役に立つのでしょうか?

効果的なコミュニケーションはあなたと子育てのパートナーを以下の点で助けます。

  • お互いの視点や状況をよりよく理解する。
  • 争いを解決する。
  • 尊重と信頼を築く。
  • 新しい考えや問題解決策をサポートする環境を作る。
  • ルール、しつけ、子育てにおいて、子どものために足並みをそろえる。
効果的なコミュニケーションのヒント

離婚の感情やストレスと関係なく、子どものためにコミュニケーションが必要になります。コミュニケーションを効果的に行うためには、健全なやり方が必要です。健全なコミュニケーションの方法は以下の通りです。

コミュニケーション以前:

  • 状況に対するポジティブな心構えを作ることから始める。子育てのパートナーとのコミュニケーションに目的を持たせる:子どもの福祉を支えること。
  • この会話が子どもにどのように影響するかを自問する。会話の最中に自分がどのように振る舞うべきか、考えられる利点や結果を参考にして判断する。
  • 自分の言葉と行動しかコントロールできないことを受け入れる。もし子育てのパートナーが境界線を越えたならば、会話を離れること。安全・安心が最大の優先事項であることを覚えておく。
  • 過去の行動や出来事にこだわらない。それは苦悩や争いを引き延ばすだけである。現在、未来、ポジティブな点に焦点を当てる。
  • 自分にとってどのような形式のコミュニケーションがよいかを判断する。
    ・子育てのパートナーと直接コミュニケーションを取る方法として、メール、電話、対面がある。
  
メールのエチケット

メールによるコミュニケーションが必要なとき、メールは短く明確にするべきである。
論点が二つ以上あるときは、それぞれのトピックに番号を振ると助けになる。
緊急時以外は、1,2日間で送るメールの数に限界を設定する。
メールは現在あるいは未来の活動に焦点を当てるべきである。元配偶者を脅してはいけない。
ステップペアレントあるいは重要な他者は、子育てのパートナーが許可しない限り、メールのコミュニケーションに含めるべきではない。

二人は子どもを育てるというビジネスのパートナーである

コミュニケーションの最中:
  • すべての会話で子どもに焦点を当てる。会話は、過去ではなく、子ども、未来と現在に焦点を当てる。あなたと子育てのパートナーは、子どもに共通の関心を持つだろう。子どもに焦点を当てることは、健全かつサポーティブなコミュニケーションの助けになる。
  • ビジネス調で会話する:関係性にアプローチするときは、尊重と中立的な態度を保つ。
  • 要求や命令ではなく、リクエストする。「~~していただけますか?」「私たちは~~をできるでしょうか?」。これは子育てのパートナーが尊重されていると感じる助けになる。するとよりポジティブな反応が返ってきやすい。
  • 聴く。大人のコミュニケーションは、本当の傾聴に始まる。子育てのパートナーに同意する必要があるのではなく、尊重を示すことができるのである。
  • 自分の反応をコントロールする。たとえ短くても、子どもが成人するまでは、この関係が必要である。ときに人は感情的なゲームにはまってしまう。あなたは子育てのパートナーが吹っ掛けてくるゲームに巻き込まれないように一歩引くことができる。彼あるいは彼女があなたのボタンを押そうとしてくるとき、反応しないように自分自身を律すること。
  • 一貫して会話に関与する。子育てのパートナーとの頻繁なコミュニケーションは、両親が足並みをそろえているというメッセージを、子どもに伝えることになる。あなたの生活や子どもの生活に重要な変化があったら子育てのパートナーに忘れずに知らせること。
  • 直接コミュニケーションを取る。子どもを通してメッセージを送ることは子どもとあなたや子育てのパートナーの関係を傷つける。
  • 子どもに関連する問題についてみんなの意見を聞く。もう片方の親と話し合うことなく、大きな判断を下さないように心がける。

元配偶者と効果的なコミュニケーションを築くことが難しければ、より健康なコミュニケーションにつながる以下の簡単な行動を試してみましょう。

  • 彼あるいは彼女の意見を尋ねる。小さく始める。あなたが強く感じ過ぎない問題について、子育てのパートナーの考えを求める。これにより、あなたが彼あるいは彼女の意見を尊重していることを示せる。これはもっとオープンなコミュニケーションにつながる。
  • 謝罪する。これは大きな一歩になるかもしれない。しかし、もしある行動について本当に申し訳ないと感じるときは、謝罪することが、子育てのパートナーとよりポジティブな関係を築く非常に強力な方法となる。
  • 柔軟性を示す。子どもが子育てのパートナーと特別な外出に出かけて時間を延長しているとき、柔軟性を示す。誰もがときに面会交流のスケジュールで遅くなったり、ミスをしたりする。子どもにより健康なライフスタイルを提供するために、お互いの面会交流のスケジュールのニーズに配慮する。
避けるべき、コミュニケーションを妨げる要因:

  • どんなことがあっても、子育てのパートナーを傷つけてやると脅さない。ドメスティック・バイオレンスのセクションを参照のこと。
  • 「なぜ」という質問をしない。この質問は人を防衛的にしやすい。
  • 「気にしないで」のような、安心させる言葉を軽く言わない。
  • アドバイスしない。「あなたがやるべき最善のことは~~」
  • 情報を掘り下げたり、トピックを押し付けない。
  • 上から目線にならない。「かわいそうに。どう感じているか分かっているよ」
  • 諭さない。「あなたは~~すべき」
  • 妨げない。それはあなたが関心を持っていないことを示している。
プランを作り、緊急時に備える:

あなたと子育てのパートナーが定期的にコミュニケーションを取り、緊急時にどう対処するかを話し合っていれば、コミュニケーションは簡単になります。あなたと子育てのパートナーでプランを作るときに以下の提案を参考にしてください。

  • 定期的な会議やコミュニケーションを設定する。定期的な会話を電話などで行えば、子育てのパートナーと話し合う必要がある事柄があるか、お互いにチェックできる。
  • あらかじめ特別な日についてプランを作る。誕生日、学校のイベント、祝日などの特別な日に、どのように対処するかについて子育てのパートナーと話し合う。対処を簡単にするために、養育計画で祝日について細かい方向性を取り決めておく。それにより、子どもは見通しを持つことができ、あなたと子育てのパートナーは足並みをそろえることができる。
  • 緊急時にどのようにコミュニケーションをとるか、あらかじめ決めておく。緊急時にどうするか話し合っておく。事前にコミュニケーションをとることによって、緊急時に従うプランを取り決めることができる。
  • 緊急時にコミュニケーションをとる。緊急時に、子育てのパートナーと連絡することを忘れない。子育てのパートナーに状況を伝え、何が必要か、どのように彼あるいは彼女が関与できるかを知らせる。
離婚について子どもに説明する

離婚するとき、子どもが状況を理解することも重要です。子どもに影響を与える両親に何が起きているのでしょうか。子どものニーズ、年齢、発達段階にあわせて、離婚について子どもに説明しましょう。

小さな子どもに離婚について説明するとき:

  • 会話の最中に怖い思いをさせないように、膝をついて目線を合わせる。
  • ポジティブで安心させる言葉や口調を心がける。
  • 子どもが自分の気持ちを表現することを促し、質問を受ける。
  • 離婚は子どものせいではないと安心させる。
  • 子どもを見捨てることはないと一貫して伝える。
大きな子どもに離婚について説明するとき:

  • 落ち着いた環境で座って話す。可能であれば、あなたと子育てのパートナーが同席する。
  • 離婚について説明し、何が変化するかについて、オープンかつポジティブに話す。
  • 離婚してもあなたと子育てのパートナーは生活習慣を変えないように心がけると言って安心させる。
  • 子どもの気持ちに積極的に耳を傾け、コミュニケーションを促す。
  • 家族のかたち、習慣、役割を失ったり、変わったりすることで、怒り、悲しみ、フラストレーションなどを感じる可能性があると伝える。

離婚について子どもに説明するとき、状況についての子どもの気持ちを尊重し、忍耐強く寄り添いましょう。気持ちを整理する時間、葛藤を話し合う場を与え、子ども自身のやり方で家族構造を再定義することをサポートしましょう。